梅の
タニサコ

万葉の時代から愛され続けた梅~日本の伝統食
梅は原産地の中国から、奈良時代に日本に伝わったとされています。
花は鑑賞用として愛され、「万葉集」でもその美しさが取り上げられています。
梅の実には様々な力があることも古くから知られ、梅を塩漬けして干し、保存がきくようにした梅干しは、日本が誇る食品のひとつです。
梅干しが歴史上の記録に初めて登場したのは、平安時代の中期です。当時の文書に村上天皇の病を梅干しで治したという記述も残っています。また、戦国時代の武士は、解毒剤や気付けの薬として戦場に携帯していたと言われています。
一般の家庭で梅干しが漬けられるようになったのは、江戸時代のこと。
以来日本人の健康に欠かせない伝統食として、食卓にのぼるようになったのです。
梅干しの味を想像しただけでもだ液が出てくることがありますが、これはクエン酸やリンゴ酸など、酸味のもとになる有機酸のなせるわざです。有機酸は、胃液などの消化液の分泌も高め、栄養素の吸収がよくなります。食欲がないからと、食事をおろそかにすると栄養不足になり、ますます体調をくずしてしまいがち。
梅干しで食欲を回復させて、しっかり栄養をとりましょう。
吉野加工所は、50年以上に渡り有機農産物JAS規格の規定に
従った自然農法に取り組んでいます。
平成19年に有機JASの認定を受けてからは、生産から加工ま
で一貫してオーガニックにこだわり、お客様に安心していただ
ける質の高い商品づくりを続けています。
吉野広橋梅林有機梅干し




吉野広橋梅林
広橋梅林は月ヶ瀬、賀名生とならぶ奈良県三大
梅林の一つとして知られています。
広橋峠の北側斜面、約25 ヘクタールにわたって
約5,000 本の梅が植栽されており、2 月下旬か
ら3 月下旬が花の見頃です。白梅、紅梅、そし
て淡桃色、一重咲き、八重咲きなど色とりどり
に咲匂う梅と景色をお楽しみください。
また、金剛葛城両山や大和平野を見渡せる眺望
も素晴らしく、青梅が実る初夏もお勧めです。